ロッキーステージ

2024.05.13

山梨県へ視察

山梨県へ視察

目次

薫風の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

弊社では、土木景観にロッキーステージを用いて様々な場所で施工を行っており、この度は以前施工した山梨県の現場へ視察に行ってまいりました。


田原の滝                                        

最初に、田原の滝を訪問しました。

田原の滝は、砂防堰堤に対する補強と修景を目的としてロッキーステージが採用されたものです。砂防堰堤とは、河川に設置させるダムの一種であり、土砂災害の軽減のために利用されています。

本件では、本物の岩から型取りを行い、パネルを作成する「人工岩パネル工法」で施工されており、「残存型枠」というコンクリート打設後に脱型作業を必要としない工法を採用することにより、コストカットと環境への対策を行っています。

2001年12月~2006年3月の間に施工されたもので、竣工時から18年経過していますが、水通し部分に破損が見られるものの、機能上問題と思われる部分は見られませんでした。

田原の滝の実績紹介はこちらから → 田原の滝 


柄杓流川(しゃくながれがわ)                  

続いて、柄杓流川を視察しました。

柄杓流川は約10㎞も離れた河口湖に落とした柄杓が流れ着いたことが名称の由来とされている河川で、延長400mにも及ぶ一枚岩によって形成される水の流れが素晴らしい景観スポットです。

本件は、老朽化の進んだ鉄製砂防ダムを補強及び景観対策をするため、2002年7月に施工されたロッキーステージ(人工岩パネル工法)です。竣工後22年経過しましたが、周囲に多くの植物が生息したことにより竣工当時よりも現地に馴染み、素晴らしい景観を形成していました。

柄杓流川の実績紹介はこちらから →  柄杓流川


八丁金ヶ窪・桜橋 谷止工



最後に、谷止工を景観対策の為に修景した施工実績を視察しました。                                    

谷止工とは、治山ダム工の一つであり、受け止めた土砂で水の流れを弱め、渓流の底面や浸食を抑えることで山肌の土砂崩れを防ぐ役割があります。

八丁金ヶ窪(写真:1枚目)では、コンクリートによって構築された谷止工が自然な景色に溶け込むように、経年変化で現れる色味を意図的に表現する「エイジング塗装」を施しています。今回の施工では、岩盤風に仕上げられていました。                                桜橋(写真:2枚目)では、「エイジング塗装」だけではなくコンクリート表面にモルタルを塗布し、現地周辺の地山(土)のように造作することによって、周辺の景色に溶け込んでいました。

実績紹介はこちらから → 八丁金ヶ窪桜橋


上記のほかにも、ロッキーステージが採用された土木景観事業を導入実績で閲覧することが可能です。詳しくは、以下のリンクからご覧ください。

導入実績|創環デザイン.com (okasanlivic-sokan.com)

今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。












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